監督の質疑で「前半選手同士の距離感が良くなかった」と指摘されてるけど、実際どうだったのかな?素人目で見てる分にはそんなに気にはならなかった。
◆福島民友
大見出し『田村意地 同店PK』『福島U追いつきドロー』
小見出し『生かせぬ決定機 課題残す』

〈 盛岡との東北ダービーは、序盤から福島が流れを握る。しかし、試合開始直後の田村のミドルシュート、同12分のMF吉永大志の強烈なシュートはいずれも枠の外。MF池田昌生が右サイドを崩した絶好のクロスもFWイスマイラの頭を捉えきれなかった。
 DFラインを引いて守りを固める盛岡相手に得点を奪えず、カウンターから失点。「ゴール前で、ちょこちょことプレーをしすぎた」と田村が反省するように、最後までフィニッシュに精彩を欠き、後半のPKで同点に追いつくのが精いっぱいだった。〉
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※WEB未掲載分
〈 【評】福島はシュート計14本を放ったが、守備を固める盛岡を崩せずに引き分けた。立ち上がりからボールを保持し、MF池田らが果敢ゴールを狙った。しかし得点は遠く、前半終了間際にはカウンターから失点。後半も攻めあぐねたが、途中出場のMF橋本陸が相手のハンドを誘いPKを獲得。MF田村が冷静に決め、追い付いた。(坂本龍之)〉

〈『鎌田デビュー 積極攻撃参加』兄はドイツ1部
 公式戦初出場のMF鎌田大夢は「練習試合と違い緊張したが、スタジアムの雰囲気は良かった」と初々しい一面をのぞかせた。
 後半19分から出場。守備的MFでパスをつなぎながら、積極的に攻撃参加した。同43分にはペナルティーエリアで相手に囲まれながらシュートを放ったが、GKに阻まれ初ゴールとはならなかった。
 兄の大地はドイツ1部のアイントラハト・フランクフルトで活躍中。「シュートとアシストで結果を残したい」と鎌田。Jデビューを飾った19歳は福島の地から兄の背中を追い掛ける。〉

コメントまとめ
松田「前半にゴールできなかったのが悔やまれる。ただ、やりたいことはできていて次につながる試合だった」

※社会欄に関連記事『とうスタ 観客戻る』見出し『ファン「生の試合 感情高まる」田村主将「いてもらうと違う」』と有観客試合に関する記事あり。


◆福島民報
大見出し『福島U 執念のドロー』
小見出し『ボール支配率は圧倒 崩しきれず』

〈 序盤からボール保持率で圧倒した。予想以上に引いて守る岩手に対し、連動した動きで軽快にパスを回す。だが、崩し切れない。決定機は得点に結びつかず、松田岳夫監督は「ボールを持てる余裕がある分、ハードワークが欠けていた」と、ゴール前の詰めの甘さを嘆いた。
 開幕3試合のシュート数は16、10、14の計40本。3得点のうち、流れの中でのゴールは開幕・八戸戦の1点のみだ。岩手戦では新人MF橋本陸が左足で強烈なミドルシュートを放つなど、途中出場の選手が得点への強い意欲をアピールした。松田監督は「ボールを動かし、ゴールへの道を多くつくれた」と戦い方への手応えを強調する。〉
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コメントまとめ
田村「ゴール前で貪欲さが足りなかった」(次節に向けて)「若い選手とコミュニケーションを取り、心と体をリラックスさせたい」
鎌田「決めきれる選手にならないと」「途中出場委でも流れを変えて勝利に導く」

※社会欄に関連記事『福島U 会場の笑顔 力に』見出し『新型コロナ対策万全』『マスク着用や検温 観客協力し選手サポート』と観戦及び感染予防に関する記事あり。


◆スポニチ福島県版
大見出し『サポと一丸ユナ ドロー』
小見出し『ホームで今季初有観客試合 田村PK弾で岩手に1-1』

〈『橋本陸が誘発』
 スタンドの407人に向かって左腕を掲げた。0-1の後半33分、MF橋本陸(22)が獲得したPKを、キッカーの田村が岩手GK鈴木智幸(34)の逆を突いて右足で左隅にゴールを決めた。「気持ちの入りようが違ったし、サポーターには感謝している。思いが届けばと思った」。田村の今季初ゴールに、応援が制限されたサポーターからは大きな拍手が降り注いだ。
 引いて守る岩手に対し、ユナイテッドはパスサッカーで攻め込み、14本のシュートを放った。松田岳夫監督(58)は「次につながるサッカーができた」と好感触を口にした。
 開幕から3試合連続の〝東北ダービー〟は1勝1分け1敗で終え、15日には中3日で敵地・長野戦を迎える。田村は「リラックスしながら、貪欲にゴールを狙いたい」と前を向いた。(近藤 大暉)〉

〈『鎌田弟大夢 J初出場で存在感発揮』
 高卒ルーキーのMF鎌田大夢(19)がJリーグ初出場を果たした。後半19分に途中出場すると、ボランチでプレー。同42分にはペナルティーエリア内での混戦から2本のシュートを放った。「チャンスを決め切れるような選手にならないと先はない。次は絶対に決める」と日本代表MF鎌田大地(23=Eフランクフルト)の弟が存在感を発揮した。〉


全紙でデビュー戦を飾った鎌田が取り上げられています。まだまだ「鎌田の弟」として注目されている感は否めませんが、じきに「福島の鎌田」として一本立ちしてくれると期待しています。あのシュートを決めてれば一気にフィーバーしたんでしょうけど、それは次のお楽しみということで。

田村が「ゴール前でちょこちょこプレーしすぎた。貪欲さが足りなかった」と振り返っていますが、そこを分かってくれてるんであれば改善も早いのかなと。見ていて「おおっ!」と思ったのは、ひと手間加えたパスよりも思い切って狙っていったシュートでしたから。田村、池田、樋口あたりはもっとエゴイストになっていいような気がします。

さて、次節は中3日でのアウェイ長野戦。夏場でこの日程は正直しんどい。昨年は出場選手を固定せずにメンバーを組んだ時期もあっただけに、過密日程の中でどんな選手起用をするのかも一つのポイントかもしれません。