立ち上がりに長野にペースを握られた要因として、松田監督はシステム面でのマッチアップのズレを挙げています。チームとしてフレキシブルさが求められるということでしょうか。また積極的な選手交代の意図はやはり過密日程にあった模様。ということは次の藤枝戦も自ずと総力戦で挑む形になりそうです。これまで出番のなかった選手たちにとってはアピールの絶好のチャンス。
◆福島民友
見出し『福島U 終盤痛恨失点』

〈 前節から2人を入れ替えた福島は、DF阪田とMF橋本陸が先発出場。高い位置からボールを奪いにくる長野のプレスをかわしきれず、前半18分に自陣でのパスカットから先制を許した。
 後半から布陣を変更。MF鎌田を投入するなど立て続けに選手を入れ替えて修正した。すると後半29分、右サイドのDF前田のクロスに、途中出場のFWトカチが頭で合わせて同点に追い付いた。その後も攻勢を強めたが、終了間際の同44分にCKで与えたPKを決められ勝ち越された。〉
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※WEB未掲載分
コメントまとめ
松田「相手の布陣に合わせられず、前半はリズムが作れなかった。失点は残念だが最後まで全員で戦う気持ちを出せた」


◆福島民報
大見出し『福島U終盤失点』
小見出し『長野に1-2』

※WEB掲載なし
〈 福島Uは11日の前節から先発2人を入れ替えた。前半、予想とは違った相手のシステムへの対応に苦しみ、DFラインが下がり気味になった。18分、長野に高い位置でパスを奪われ、先制を許した。ボール奪取後に攻撃のギアが上がらず、シュート3本にとどまった。
 後半は早めの選手交代で打開策を探った。29分、右サイドのDF前田椋介のクロスを途中出場のFWトカチが頭で決めて追い付いた。今季加入したトカチは初得点。だが44分、フリーキックの場面でMF鎌田大夢が相手を倒したとしてPKを献上し、勝ち越された。鎌田は終了間際に2枚目のイエローカードをもらい、退場処分を受けた。
 松田岳夫監督は「出場機会の少ない選手も含めて全員で戦えたのは評価できる」と選手をねぎらった。先発で今季初出場したDF阪田章裕は「36歳なのでケアをしっかりしよい準備をしたい」と19日の藤枝戦を見据えた。〉


◆スポニチ福島県版
大見出し『ユナ3試合白星なし』
小見出し『途中出場トカチ今季初ゴールも11位後退』

〈『後半猛攻及ばず』
 序盤から長野の激しいプレッシャーに苦戦し、前半18分にMF佐相の先制ゴールを許したユナイテッド。だが、後半開始からFW樋口寛規(28)に代えて高卒ルーキーのMF鎌田大夢(19)を投入するなど、積極的に選手を入れ替えて攻撃が活性化。後半29分には、DF前田椋介(22)の右クロスに途中出場のトカチが頭で合わせ、同点に追いついた。
 その後も相手ゴールに迫ったが、同44分に鎌田の反則でPKを与え、長野のMF三田に決勝点を奪われた。松田岳夫監督(58)は「リズムをつくれずシステムに対応できなかった」と唇をかんだ〉

〈『鎌田痛恨退場』
 後半アディショナルタイムには、鎌田がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。10人となったユナイテッドに追いつく力はなかった。4日の秋田戦から3試合、勝利から見放されているが、MF田村亮介(25)は「(鎌田は)チャレンジとしては最高だった。全員が強い気持ちで戦えたことは評価できる」と前を向いた。〉


大ベテランの阪田が中3日の出場に意欲を燃やしているのは頼もしい限り。藤枝はFW大石が絶好調らしいので今まで以上に守備陣の奮起が求められます。阪田のプロ意識が若い選手たちにはもちろん、チーム全体に好影響を与えてくれると信じましょう。

さて、長野戦のスタッツを見ると、シュート数は福島8本と長野6本で上回っています。が、それほどシュートを撃てた印象は薄いというのが正直なところ。ブロックが多かったからなのか…。個人的にはカカのところで信じられない形でボールが収まるのに、それを活かしきれてないように思えます。カカの近くに単独でシュートまで持ち込める選手が居てくれれば、少しは違ってくるのでしょうか。このポジションで田村の突破力とフィニッシュへの意欲を活かしてほしいというのが私の願望です。